【 患者さんに ’前向き’帽子 届けたい 】

- あったか心のakko「バンダナ帽」 -
アクティア
代表 松村 敦子

 ’大切な人’が病床に就き、笑わなくなった時、一番近くで「させてもらえること」 「してあげたいこと」って何があるでしょう。 私にとって、母が’その人’でした。
 6年前にガンを宣告された母は、それまでの老後の楽しみから一転して病気と向き合 う日々となりました。そして避けては通れない’脱毛’(抗がん剤のため)のショックは、 辛い闘病生活にさらなる苦痛を与えました。
 そんな病床の母のもとで、これまでどおりに語らいながら作ってみた帽子、 それが「バンダナ帽」の原型です。

 病院を一周してみて下さい。
帽子姿の患者さんを見るたびに、母と同じ悩みを抱えておられるのだと心痛みます。
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* 「バンダナ帽」をご存知ですか *
- 「バンダナ帽」は、結び手間をなくした’バンダナ風の帽子’です -

・副作用で、爪が脆弱化し指先が痺れた状態でも、結び目の「しっぽ部」を軽く引くだけ でフィット感を自在に調整できるので’脱げるとマズイ’という不安がありません。

・前「ターバン部」を折らずに、好きな分量を伸ばすことで、気になる生え際はもちろん 脱毛した眉毛やマツゲまでもスッポリ覆うことができます。

・頭上の「4本タック」は、ツルとした頭のラインが立体的にカモフラージュでき安心です。

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 このように患者目線で、モノづくりをしてみたら、街の帽子屋さんではたぶん気づか ないだろう’配慮と工夫’のある帽子ができました。

*参考*
 2003年、聖路加国際病院ほか15病院で患者対象の「衣」のアンケート調査が実施され ました。「気のきいた’室内帽’が欲しい」という患者さんの回答を反映して「バンダナ帽」 を試作し、展示発表をさせて頂いた(国際モダンホスピタルショウ)ことが、「バンダナ帽」 づくりのもう一つのきっかけです。
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 「バンダナ帽」を実際使って下さった方から、メッセージが次々と寄せられています。それを少し ご紹介します。

【東京都:女性】
 10軒ほど回りましたが、見つからずデパートで買い求めましたが、どれも良くありません。 病院内で身かけた「バンダナ帽」が、とっても可愛くて(’しっぽ’が!)購入してみま したら、とても気に入りました、喜んでいます。

【東京都:男性】
 これまでラグビーヘアーバンドでしたが、「バンダナ帽」は実用・ファッションとしても 喜んでいます。闘病生活に活力が湧きました。

【神戸市:女性】
 ウィグも買ったのですが、今まで使用したことがないため、慣れずに困っていました。
これからは「バンダナ帽」を愛用させて頂きます。

【群馬県:女性】
 入院している母にプレゼントしたところ、とても喜んでくれ、前向きになってくれました。

= 最後に、もう一人 =
【京都府:男性】
 人生最悪の時に、思いがけない出会いが。⇒「バンダナ帽」は、’神の恵み’でした。
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「バンダナ帽」が、辛い時にこそ’お役に立てている’ことの喜びを日々実感しています。
「バンダナ帽」の’しっぽ部’には「赤いakkoマーク」が付いています。これは、 ”あったか心”を略したロゴです。人から人へのあったかい気持ちを「バンダナ帽」に 託して、ほほえみを繋げていきたい。色もポジティブな赤色です。

追記
 去る8月24日の「薬害根絶デー」の日に向けて、薬害イレッサ訴訟のためのオレンジ 色の「タスキ」と「バンダナ帽」の準備にご協力をさせて頂きました。
 目にも鮮やかなオレンジ色で、より結束力を強化して頂くと共にあったかい気持ちで向 かって頂けますことを心より応援しています。